灸治療について
昔と違い身近な存在になったお灸
鍼灸師の免許を取得してもうすぐ20年。免許とりたての頃は、近くにやいと(関西ではお灸のこと)屋さん、○○灸療院などお灸専門で運営していた店舗がありましたが、今は全く見なくなりました。
駆け出しの頃、明治、大正生まれのおばあさんの身体にはやけどの跡がありました。また昭和初期にお生まれの方も悪いことをするとお灸を据えられたとよく聞きました。
ここまできくとマイナスなイメージが多いですが、最近のお灸は本当にソフトになりました。
皮膚ともぐさの間に空洞を作り、間接的に温かさを伝えることができ、ついつい眠くなる方が増えました。
灸治療の特徴
鍼治療は実は筋肉の痛みには効果抜群ですが、靭帯や骨にはあまりおすすめできません。
お灸はこの靭帯や骨、関節などに温熱作用をもたらし、血行を促進させることができます。
鍼は鍼の得意分野がありお灸はお灸の得意分野があるということですね。
当院では、患者様との問診の上、特に灸治療が必要な場合おすすめいたします。冷え性・むくみ・関節症の方は特におすすめです。お灸は国産のカマヤ灸のソフトを使用しています。
一番刺激がやさしいタイプですのでやけどの心配はございません。まれに皮膚が赤くなることがありますが1週間以内にはきれいな肌に戻りますのでご安心ください。